内羽根式1-5:靴クリーム
靴クリームを選ぶ際は、通常ならば革の色と同じか、少し薄い色を用いるのがセオリー。
しかしながら、今回アッパーに使った革は、メンズにしては少々赤すぎるので、別色の靴クリームを使って雰囲気を変えてみました。
しかしながら、今回アッパーに使った革は、メンズにしては少々赤すぎるので、別色の靴クリームを使って雰囲気を変えてみました。
「スポンサード リンク」
(左:磨き後/右:磨き前)
靴クリームには乳化性のものと、油性のものとがあります。前者は栄養補給、後者は保護艶だしというイメージで使い分けています。
まぁこの辺りの話は、専門の方がいらっしゃるので、詳しくはHPなどを(探して)見ていただければと思いますが、今回は簡単に、僕のやった方法のみお伝えしようかと思います。
靴作りの作業中、アッパーは思いのほか汚れます。(汚さないように作業しなければならないのですが)特に底材の削りカス等が、縫い目の間に入り込んでいたりするので、念入りにブラシをかけるところから靴磨きは始まります。
ブラッシングが済んだら、乳化性のクリームを、靴全体に塗りこみます。(今回はデリケートクリームを使用)
乾燥後柔らかい布で余分なクリームを拭き取り、軽くまたブラッシング。
次に油性クリーム(いわゆる靴墨)を、爪先と踵に少し多めに擦り込みます。(ちょうど先芯と月型が入っている部分に、今回は焦げ茶のクリームを使用)
更に、水を2,3滴ウエスに染み込ませ、クリームを伸ばすように擦り込みます。
クリーム→水→クリーム→水を数回繰り返すと、テカテカに光沢が出てくるので、好みのところで辞めます。
最後にもう一度、全体にブラッシングして完了です。
ようやく木型を抜きます。
木型を抜いたら、踵部にペースの先端が出ているので、まずはその出方を観察して、次回の作業の参考にするのも良いと思います。
その後、喰い切りなどで切除して、ヤスリをかけて平らにします。
最後の最後、中敷きを貼ります。
中敷きは、木型の底面型を型紙にすると良いでしょう。底面型よりも2~3mm大きめに裁断し、外周を漉いてから貼り付けます。
完成!
お疲れ様でした。
カテゴリ
(左:磨き後/右:磨き前)
靴クリームには乳化性のものと、油性のものとがあります。前者は栄養補給、後者は保護艶だしというイメージで使い分けています。
まぁこの辺りの話は、専門の方がいらっしゃるので、詳しくはHPなどを(探して)見ていただければと思いますが、今回は簡単に、僕のやった方法のみお伝えしようかと思います。
靴作りの作業中、アッパーは思いのほか汚れます。(汚さないように作業しなければならないのですが)特に底材の削りカス等が、縫い目の間に入り込んでいたりするので、念入りにブラシをかけるところから靴磨きは始まります。
ブラッシングが済んだら、乳化性のクリームを、靴全体に塗りこみます。(今回はデリケートクリームを使用)
乾燥後柔らかい布で余分なクリームを拭き取り、軽くまたブラッシング。
次に油性クリーム(いわゆる靴墨)を、爪先と踵に少し多めに擦り込みます。(ちょうど先芯と月型が入っている部分に、今回は焦げ茶のクリームを使用)
更に、水を2,3滴ウエスに染み込ませ、クリームを伸ばすように擦り込みます。
クリーム→水→クリーム→水を数回繰り返すと、テカテカに光沢が出てくるので、好みのところで辞めます。
最後にもう一度、全体にブラッシングして完了です。
ようやく木型を抜きます。
木型を抜いたら、踵部にペースの先端が出ているので、まずはその出方を観察して、次回の作業の参考にするのも良いと思います。
その後、喰い切りなどで切除して、ヤスリをかけて平らにします。
最後の最後、中敷きを貼ります。
中敷きは、木型の底面型を型紙にすると良いでしょう。底面型よりも2~3mm大きめに裁断し、外周を漉いてから貼り付けます。
完成!
お疲れ様でした。
「スポンサード リンク」