靴の作り方、靴の道具の使い方、靴制作のヒントなど、自分で靴を作りたい人向けのブログです。

外羽根式1-9:仕上げ

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「コバの整形」
最後のひと仕事はコバ(革の最断面)を整える作業です。
靴全体の印象に、かなりの部分で影響してくると思いますので、丁寧な作業が要求されるところでしょうか。
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(1)包丁→キヤスリを使い、本底面外郭線を整えます。
(2)突き面取り、丸面取りなどを使い、ウェルトの面取り(角を取る)を行います。
(3)ヤスリ掛けで出来た毛羽を、ガラスで取ります。
(4)空(から)コテを掛けてエッジを整えます。

*空コテと熱コテ
空コテはコバの形を整える役割があります。
コテは熱しないで、コバに水を与えながら、力をぎゅっと入れてコテの形状になるよう整形していきます。
レザークラフトでいうところの、コバ磨き的な作業です。
一方熱ゴテは、主にコバワックスを溶かし込む役割を持ちます。
コテを熱し、コバワックスを溶かし込むことで、外観的には艶を与え、機能的にはコバに耐久性を与えます。
この時、あまり力を入れると、コテが滑って火傷の原因にもなりうるので、あくまでも整形は空コテで済ませておくというイメージで作業すると良いと思います。

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「底面の仕上げ」
底面全体にサンドペーパーを掛けます。(#120番→#180→#240程度)
銀面をサンドペーパーで擦ることに、抵抗があるかもしれませんが、後の染めやフノリ磨きに影響するので、しっかりと艶がなくなるまで処理します。
画像のように、指でなぞると線が描けるくらいまでペーパーをあてると良いでしょう。

その後、必要に応じて染料やフノリ等で、コバも含め、着色、磨きを入れます。更に熱ゴテ処理を施したら、しっかり靴になっているはずです。

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「ラスト」
木型を抜きます。木型は靴製作工程の一番最後に抜くので、ラストと呼ばれるそうです。
木型を抜くまでに、相当日数放置して、アッパーに木型の形状を覚えさせることもありますが、ここまできたら履きたくてウズウズしていると思うので、抜いてしまいましょう(^^ゞ

木型を抜いたら、内側に出ているペースを切除します。
喰い切り等で頭を切り、ペーガラ取り(ヤスリ)で均します。
#80番程度のサンドペーパーを、適当な棒に貼り付ければ用は足ります。

その後、中敷きを貼って、ニヤニヤしながら靴全体を眺め回しながら、靴クリームで磨いて出来上がりです。

お疲れ様でした。

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カテゴリ 底付け作業

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